学校法人 賜恩学園

にんていこどもえん みはとようちえん
認定こども園 聖鳩幼稚園
〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北3−10−4
Tel:0467−82−2573

 
こどもえん

 園の歴史
                  
○はじまり                              
 昭和28年4月、茅ヶ崎にも、まだ、いも畑や松林があちらこちらにありました。その頃、幼児教育の必要と、地域の要望にこたえてシオン・キリスト教会付属こばと(現・みはと)幼児園が開設されました。創立者岸田愛治先生の愛したつるばらに囲まれた園庭と、屋根の上に十字架が光る瀟洒な園舎の中で、キリスト教を土台としたおさなごけの教育が実践されていました。

○園の成長期
 昭和31年4月、神奈川県の公認幼稚園としての歩みだしとともに、園名も現在の聖鳩(みはと)幼稚園となり、地域の中で、子育ての場として更なる発展をとげました。昭和44年、新園舎完成により、さらに多くの子どもたちを見守り、送り出しました。

○学校法人化
 さらなる展開のため、学校法人化の設立を目指し、昭和63年4月、学校法人賜恩学園を設立、初代理事長に創立者の遺志を嗣ぐ岸田馨先生が就任しました。それにともない、現代社会の要望にこたえるための変革も実践しました。まず制服を創立以来のものから、現代生活にマッチした動きやすいものへチェンジしました。また遠方からの入園希望者のため、園児専用バスでの通園を導入しました。

○新しい時代に向けて
 21世紀になり、幼児期の成長の重要性が今まで以上に認められています。しかし、創設以来、本年の設立趣旨であるキリスト教に基づく人格形成、情操教育の基本は変わりなく、今も実践されております。また平成25年、創立60周年事業の新園舎が完成しました。手塚貴晴氏+由比氏によるユニークな建築は、こどもの発想を刺激する
独創性のある建築ですが、木造で内装もふんだんに木材を使用した温かみのある建物になりました。
 そして平成30年4月、創立65周年を迎え、子ども子育て支援新制度の幼稚園型認定こども園に移行しました。
歴史のある幼児教育も、預かり保育から経験を積んできた長時間保育も、そこにいる子どもたち一人一人に寄り添う姿勢はかわりません。これからも子どもたちの育ちのための努力を惜しまず進んでいきます。
 
          
  子育て支援棟                          40年以上親しまれた旧園舎



 
  失ってはならないもの
  聖鳩幼稚園 前園長 岸田 馨 
『あわれみを受けてこの務めに任じられているのですから、
勇気を失うことなく・・・』 新約聖書・コリント人への手紙第二4:1

使徒パウロが記した聖書の箇所にある「勇気を失わない」とは、字義的には「心を失わない」との意味です。聖書の別訳では「疲れない」とあります。機械的な働きで疲れない人はなく、危機に直面して恐れない人はいないでしょう。終わりも見えない戦いに疲れを覚え、勇気の枯渇を覚えたとしても、決して不名誉なことではありません。

 人生の激しい戦いの中で、パウロに勇気を失わせなかった任務とはいったい何だったのでしょう。それはパウロにとって栄光に輝く務めでした。すなわち、人にいのちと救いをもたらす務めです。これは神様からあわれみによって、託された任務でした。

 パウロ自身がアジアで受けた妨害や苦難は、絶望と疲労の連続の、厳しい任務でした。彼も肉の弱さゆえに、何度も挫折感を味わっていました。その彼を奮い立たせたのは、任務の重大性と真実性でした。人が死からいのちに移されることが、どんなに大きな恵みであるかを知っていたからにほかなりません。

「内なる人」が日々新しくされる経験をしたパウロにとって、「外なる人」の衰えや疲れなどは問題ではないのです。今の一時の患難も、後の栄光には比べられないのです。

 人は人生を一寸刻みで意識して生きるのは難しいでしょう。しかし人が一寸刻みで生かされているのも事実でしょう。その一瞬一瞬をキリストの復活のいのちが支えています。

その復活の力によって、永遠のいのちと天国が保証されているのです。

 (岸田馨先生著書『みことばの光に生きる』より)

岸田馨先生は2010年1月13日、神の御許へ召されました。

 
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